<映画情報>ホーギーの気ままに映画の旅
おすすめの「ハリウッド映画」&「最新洋画情報(毎週土曜日アップ)」&「ちょっとしたこだわり情報」を紹介していきます。 みなさん、お気軽にコメントとTBどうぞ!
タイタンズを忘れない
本作品のキーワード : 『友情&奇跡』 

タイタンズを忘れない 特別版【公   開】2001年
【時   間】 114分
【製 作 国】 アメリカ
【監   督】 ボアズ・イェーキン
【製   作】 ジェリー・ブラッカイマー
【出   演】 デンゼル・ワシントン    ライアン・ハースト
        ウィル・パットン       ウッド・ハリス
【ストーリー】
1970年代初頭、まだ人種差別が大きな問題となっていたアメリカで起こった実話を基にした感動スポーツドラマ。1971年ヴァージニア州アレキサンドリアの白人の高校と黒人の高校が、町の猛反対を押し切って統合され、町の最大の関心事でもあるフットボールチーム“タイタンズ”が結成される。

そのヘッド・コーチとなったのが、黒人のハーマン・ブーン(デンゼル・ワシントン)。これまでヘッド・コーチを務めていたビル・ヨースト(ウィル・パットン)は、自分の地位が黒人に奪われたことにショックを受けるが、やがてアシスタント・コーチを引き受ける決心をする。

それでも人種の壁がチームにゴタゴタを起こしていた頃、都会からロニー(キップ・パルデュー)という転校生がやってくる。陽気で進歩的な彼の姿勢は、チームに影響と活気を与えた。そして、この白人・黒人混成チームは大会で快進撃を続け、州大会の決勝に進むことになるがその矢先に・・・。

【コメント】
本作は、アメフトを通して、人種の違いを超えた人間同志の真の友情や絆を描いた実話に基づく最高の感動作品です。ストーリーも重くなく、純粋に心から泣けて、観終わった後、爽快感が残り、しかも前向きになれる素晴らしい映画だと思います。

ストーリーもエンディングも明快で予想もできる内容にもかかわらず、最後まで一気に楽しめることができたのは、白人黒人それぞれのリーダー役であるゲリーとジュリアスをはじめ、高校生たちの個性あるキャラクターと人間的にも魅力のある彼らの存在がとても大きいと思います。
2人の会話の中で特に印象的だったのは、見舞いに来たジュリアスに看護婦が「御家族だけですよ」と言ったのに対し、ゲリーが言った「よく見てくれ、似てるだろう、兄弟だよ」というシーンに、2人の真の友情を感じ、とても感動しました。

また、最初に黒人と白人の間で橋渡し役となった愛嬌のある太ったラステッィク、長髪の転校生のサンシャインの存在もとても魅力的でした。そして、要所で彼らの心に響く演説をするコーチブーンを演じたデンゼル・ワシントンの迫真の演技も彼の他の作品とはちょっと異質でよかったです。

人種差別という我々日本人にはあまり馴染みのないこの長い歴史の中で、最初に人種を超えて一つの夢に向かって行動することがいかに大変だったか容易に想像できますが、この映画を観て、人種の違いのみならず、自分と全く異なる価値観を持った相手を尊重し受け入れる気持ちを持つことの大切さをあらためて実感しました。

ところで、パイレーツシリーズやナショナルトレジャーなど今やアクション超大作で名実ともにハリウッドの名プロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーが、本作のような感動作品を製作していたことにちょっと驚きました。

悩みや壁にぶつかって落ち込んだ時やスランプの時に、是非おすすめしたい映画です。実話に基づく美しい友情をテーマとしたこの感動作品を多くの人に観てほしいと思います。

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フォレスト・ガンプ
フォレスト・ガンプ【公   開】 1995年
【時   間】 142分
【製 作 国】 アメリカ
【監   督】 ロバート・ゼメキス
【出   演】 トム・ハンクス     サリー・フィールド
        ロビン・ライト      ゲイリー・シニーズ

【ストーリー】
アメリカ現代史の真ん中を駆け抜けた男の数奇な人生を、時代を象徴する“事件”とヒット・ナンバーで綴った笑いと感動のヒューマン・ドラマ。

アラバマ州グリンボウで、母の女手一つで育てられたフォレスト・ガンプは、知能指数が人より劣っていた。

ある日、同級生たちにいじめられたフォレストは、ジェニーの「走って!」という声で猛然と駆け出し、どこまでも走り続けた。その駿足が買われ、数年後、アメリカン・フットボールの選手として大学に入学。ついに全米代表選手に選ばれ、ケネディ大統領から激励される。

その5年後、彼はベトナム戦争に出征するが・・・。

【コメント】
本作品は、ガンプの波乱に満ちた人生を通して、我々に勇気と感動を与えてくれる90年代を代表する名作です。

IQと肉体的ハンディ持つ身から、フットボールのスター選手、ベトナム戦争の英雄、エビ漁の実業家へと成長していくガンプと、それとは対照的な人生を送ることになるジェニーにアメリカの栄光と陰の部分が象徴されている気がしました。

本作はストーリーの素晴らしさはもちろんのこと、記録フィルムやテレビの収録テープから集められたケネディ、ニクソン、ジョン・レノンといった有名人たちとガンプの共演や、ガンプの家に泊まった青年が後のプレスリーだったり、ピースマークのTシャツの生みのきっかけとなった出来事などの巧みな演出が実に素晴らしいです。

この映画には多くの名セリフがありますが、オープニングの「人生はチョコレートの箱みたい。食べるまで中身は分からない」というセリフはこの映画を観た人ならみんな知っている有名なセリフですが、まさにそのとおりだと思います。

そして、これ以上に印象に残っているのが、ラスト、ジェニーの墓の前でガンプが言った「僕らには皆、運命があるのか、それとも風に乗ってたださまよってるのか。たぶん、その両方だろう。両方が同時に起こっている。」というシーンが心の中に印象深く残っています。オープニングとエンディングで空に舞う「羽」がまさにそれを象徴していると思います。

また、とぼけた感じながら常に夢や目標に向かっているガンプの言動を見事に演じたトム・ハンクス、両足を失い絶望の人生を歩んだダン中尉を迫真の演技で演じたゲイリー・シニーズ、ガンプの母役のサリー・フィールド(トムとは「パンチライン」に続き2度目の共演)、ジェニー役のロビン・ライト(夫:ショーン・ペーン)などキャストの演技が素晴らしかったです。そして、ガンプの子供役のオスメント君が、まだとても小さくてカワイイ感じで、特に表情がよかったですね。

この映画は、落ち込んだときや悲しいときに観ると元気と勇気が出てくるそんな作品です。これからも、多くの人の心に残っていく映画だと思います。

左の写真は、この映画でガンプがアメリカ中を走っていた一場面のサンタモニカの桟橋が忘れられず、2年前に行って来た時のものです。そして、この桟橋の途中に、この映画後オープンしたレストラン&ショップ「バーバーガンプ」で買ったTシャツです。

【一口メモ】  
<第67回アカデミー賞>
作品賞、監督賞、主演男優賞(トム・ハンクス)、脚色賞、編集賞、視覚効果賞
  以上、オスカー受賞
助演男優賞(ゲイリー・シニーズ)、撮影賞、作曲賞、美術賞、メイクアップ賞、音響賞
  以上、ノミネート
第67回は、まさに「フォレストガンプ」の年でした。

この映画の原作も読みましたが、映画同様非常に面白く読みやすいので、是非お勧めです。ちなみに、私は何度も読んでいる途中で声を出して笑ってしまったことが会ったので、読むときは場所と時間にご注意を!


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ショーシャンクの空に
本作品のキーワード  :  『希望』  REDEMPTION−救いはこの中に!

ショーシャンクの空に【公   開】 1995年
【時   間】 143分
【製 作 国】 アメリカ
【監   督】 フランク・ダラボン
【原   作】 スティーヴン・キング
【出   演】 ティム・ロビンス      モーガン・フリーマン
        ウィリアム・サドラー   ボブ・ガントン
【ストーリー】
1947年、ショーシャンク刑務所。妻とその愛人を射殺した罪で、ショーシャンク刑務所送りとなった銀行家アンディ(ティム・ロビンス)。

初めは戸惑っていたが、やがて“調達係 "のレッド(モーガン・フリーマン)に、鉱物採集の趣味を復活させたいと言い、ロックハンマーを注文する。その後、彼は自ら持つ不思議な魅力ですさんだ受刑者達の心を掴んでゆく。

そして、20年の歳月が流れた時、彼はコソ泥で入所して来たトミーから冤罪を晴らす重要な話を聞き再審請求を求めるのだが・・・。

【コメント】
この作品をはじめて観たときの爽やかな感動と充実感は、今でも忘れられません。
自分の映画史ベスト5に入る作品です。

過去に刑務所を舞台にした映画はありましたが、それらのほとんどは、脱走をメインにしたものか、刑務所生活の暗くて重い雰囲気を描いたものでしたが、この作品は、刑務所という場所的性質上、ある意味、人間の究極的精神状態の中における、囚人と看守双方の人間の生き様や考え方をテーマにした今までにない感動作品です。

中でも無実の罪で入所させられ人生のどん底と逆境の中に追い込まれながらも、希望を持って生きていくアンディの逞しさや人間としての魅力を見事に演じたティム・ロビンスと刑務所の中では冷静かつ信頼を得ていながらも、ここでしか生きることに自信の持てないレッドを演じたモーガン・フリーマンの2人の演技は素晴らしいの一言です。

この映画の中で、レッドの「塀を見ろ。最初は憎み、しだいに慣れ、長い月日の間に頼るようになる。50年もいればそうなる。終身刑は人を廃人にする刑罰だ。」とのセリフから、釈放された囚人の多くが再び罪を犯し、また刑務所に戻ってくる理由のひとつが分かったような気がしました。

また、アンディが言った「心の豊かさを失ってはダメだ。心の中には誰も奪えないもの・・・希望がある。人生を切り開くのは、やはり自分自身だ」というセリフのとおり、この映画のメインテーマである「希望を持つことの大切さ」を改めて感じました。
それは、彼が脱獄に成功した直後、雨が降りしきる天に向かって両手を上げたあのシーンに象徴されています。

そして、ラストの碧い太平洋の海岸で、アンディと再会するという希望を叶えたレッドがアンディに再会し、抱き合うシーンに実に爽やかな感動を覚え、涙が止まりませんでした。

他にも「フィガロの結婚」の曲を刑務所全域に放送で流したときの囚人全員が自由な時間を味わっていたシーン、所長室の壁に書かれた「主の裁きは下る いずれ間もなく」や金庫に保管していた聖書にアンディの書いた「所長 確かに救いはこの中に」など印象に残るシーンも多くあります。

それから、なんと言っても全体を通して流れるモーガン・フリーマンのナレーションが実に味わいがあって素晴らしいく、心に響きます。

これほどまでに観る人に感動と希望を与えてくれる最高傑作に出会えたことに感謝するとともに、是非多くの人に観てほしい映画です

【一口メモ】  
<第67回アカデミー賞>
作品賞、主演男優賞(モーガン・フリーマン)、脚色賞、撮影賞、作曲賞、音響賞、編集賞
  以上、ノミネート
ちなみに、第67回は、「フォレスト・ガンプ」が作品賞、主演男優賞(トム・ハンクス)、監督賞(ロバート・ゼメキス)を受賞した年でした。

☆ティム・ロビンスは、本作の後、自らが監督した「デッドマン・ウォーキング」でアカデミー監督賞にノミネートされ、03年の「ミスティック・リバー」では少年期のトラウマに苦しむ男を演じ、その演技が高い評価を受け、アカデミー助演男優賞を受賞しました。
なお、彼が監督した「デッドマン・ウォーキング」で主演したスーザン・サランドン(アカデミー主演女優賞受賞)とは、夫婦です。

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いまを生きる
本作品のキーワード : 『SEIZE THE DAY! “今を生きろ”』 

いまを生きる【公   開】 1990年
【時   間】 128分
【製 作 国】 アメリカ
【監   督】 ピーター・ウィアー
【出   演】 ロビン・ウィリアムズ      イーサン・ホーク
        ロバート・ショーン・レナード  ジョシュ・チャールズ

【ストーリー】
1959年、アメリカの名門全寮制高校。生徒たちは、伝統と規律や親の期待に縛られながら、冷めためた気持ちで日々をやり過ごしている。そこに同校OBの教師キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が赴任してくる。

彼は、マジメ腐った詩の教科書を破り捨てさせたり、机に上に立ち生きる視点を変えることを教えるなど、破天荒な授業を通して、詩の美しさや人生の素晴らしさを説く。

そして、彼に惹かれていった生徒たちは、彼がかつて学生だった頃に作っていた“死せる詩人の会”という同好会を復活させ、自らを自由に語り合うようになり、自分の道を歩みだすのだが・・・。

【コメント】
本作品は、私たちに「自分らしく生きることの大切さ」を改めて教えてくれる感動の名作です。

名門大学に入学させることだけを唯一の目的としている学校と親の両方からの期待に束縛された毎日の中で、今しかできないことをやりたいと思う生徒たちのジレンマと葛藤が、とても良く描かれています。

他人に同調することなく、自分らしく、今この時を精一杯生きることの大切さを情熱を持って教える教師を、自然でかつ魅力的に演じたR・ウィリアムズの演技は最高です。
彼は、「グッドウィル・ハンティング」「レナードの朝」など、人間的に非常に魅力ある教師やドクターを演じるのが、とても上手い役者だと思います。

ラストで、学校を去っていくことになったキーティングを、「キャプテン、マイ・キャプテン!」と言いながら生徒が一人ずつ机の上に立ち、敬意を表すシーンは、何度観ても涙が止まらず感動してしまいます。

本作でキーティングが生徒に言ったフロストの言葉があります。実は、以前、私もある本でこの言葉を知り、今でも好きな言葉の一つです。
それは、「森の分かれ道で人の通らぬ道を選ぼう、すべてが変わる」です。
この言葉も含めて、この映画を中学生や高校生に特に観てほしいと思います。

ところで、役者になることを断固反対し続けたニールの父、ニールの事件の責任をキーティングに押しつけた学長、“死せる詩人の会”のことを学校側に告げ口した生徒など、映画と分かっていても観ていて腹が立つような悪役をキャスティングするあたり、いかにもハリウッド映画らしいです。

イーサン・ホークが、まだ若くて、自分に自信が持てない本作品での役柄が印象的です。

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