<映画情報>ホーギーの気ままに映画の旅
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シンデレラマン
本作品のキーワード : 『家族への思いが奇跡を!』 

シンデレラマン【公   開】 2005年
【時   間】 144分
【製 作 国】 アメリカ
【監   督】 ロン・ハワード
【出   演】 ラッセル・クロウ     レネー・ゼルウィガー
        ポール・ジアマッティ  クレイグ・ビアーコ

ストーリー

「ビューティフル・マインド」のロン・ハワード監督とラッセル・クロウが再びタッグを組み、実在した伝説のボクサー、ジム・ブラドックの奇跡の半生を映画化した感動作品。

大恐慌時代、どん底の貧困から愛する家族を守るため命を懸けて再起のリングに上がる一人の男の姿を描く。共演は「シカゴ」のレネー・ゼルウィガーと「サイドウェイ」のポール・ジアマッティ。

愛する妻メイと3人の子供に囲まれ幸せに暮らすジムは、ボクサーとしても将来を嘱望されていた。だが1929年、彼は右手を故障してしまったことをきっかけに勝利から見放されていく。さらに時代は大恐慌を迎え、やがてジムもライセンス剥奪で引退を余儀なくされ、失業者の一人として肉体労働をして家計を支えていた。

そんなある日、元マネージャーのジョーから、一夜限りの復帰試合の話が舞い込んでくる。相手は勝ち目のない新進ボクサー。それでもジムは、その報酬で家族を救えるという一心で試合を引き受けるのだったが・・・。

コメント

大恐慌時代のまっただ中、唯一の願いである「愛する家族を守る」ためだけに、再起を賭けて闘う主人公ジムの生き様を描いた感動の名作です。当時の大不況からなんとか脱したいと願うアメリカ市民の希望と切望を託されたジムは、まさに当時の英雄です。

本作のラスト2試合のボクシングシーンは、その迫力とカメラワーク、そして、手に汗握るエキサイティングなその様子は、映画史上に残る素晴らしいボクシングシーンだと思います。ジムの繰り出すパンチ一つ一つにアメリカ市民の希望が、また、どんなに打たれても倒れないに姿に何事にも諦めないアメリカ市民の思いが伝わってきました。

穏やかで心優しい面とうちに秘めた強い意思をもつ主人公ジムを好演したラッセル・クローの見事な演技が光っていました。

試合中どんな状況下でもジムの潜在的なパワーと才能を巧みなテンポの言葉で引き出すことができるマネージャー兼トレイナー役のポール・ジアマッティの演技が最高です。さすがは、オスカーノミネートの演技です。

また、家族の幸せを望む気持ちと夫の無事を願う思いとの間で揺れ動く妻の気持ちを見事に演じたレネー・ゼルウィガーの演技も見事でした。

そして、実話に基づく内容をこれ程までに感動作にしてしまう監督ロン・ハワードはさすがだと思います。

この映画を観て、家族の大切さ、どんな状況でも諦めないことの大切さ、他人から与えれたチャンスを自分の手で掴むことの難しさと大切さをあらためて考えさせられました。
妻メイからベアーの試合だけは棄権してほしいと頼たのまれたジムが言った「人生をこの手で変えられると信じたいんだ、つらい境遇もよくすることができると」というセリフが印象に残っています。

ラストの試合結果の判定がなかなか出ないこともあって、観る者にその結果がどうなるのか映画の中の観客同様、引き込まれてしまいます。したがって、勝利の瞬間は本当に感動し、涙がこみ上げてきます。さらに負けたベアがジムに駆け寄って相手をたたえるシーンが心に響き、追い打ちを掛けるように涙が溢れてきます。

この映画を観て、ボクシングというスポーツが、なぜ、何世紀にも渡り、世界中の人々の心をとらえ人気あるスポーツであり続けるのか、その理由が分かったような気がします。

一口メモ
  
映画ではマックス・ベアーが試合で2人殺していると描写されていますが、実際は1人で、そして、ベアーは被害者の家族に慰謝料を払い、被害者の子供を学校に通わせていたようです。また、傲慢な悪役として描かれていますが、実際にはユーモアに富んだ人物だったそうです。

<第78回アカデミー賞>
助演男優賞(ポール・ジアマッティ)、 メイクアップ賞、編集賞
  以上、ノミネート
ちなみに、助演男優賞受賞は「シリアナ」のジョージ・クルーニーでした。

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チャンプ
チャンプ【公   開】 1979年
【時   間】 123分
【製 作 国】 アメリカ
【監   督】 フランコ・ゼフィレッリ
【出   演】 ジョン・ヴォイト       フェイ・ダナウェイ
        リッキー・シュローダー  ジャック・ウォーデン
【ストーリー】
かつてのボクシング・チャンピオン、ビリー・フリンは、妻と別れてからツキにも見放されタイトルを失い、今は競馬場に勤務して一人息子とどうにか生活していた。

息子のT・Jは、それでもいつの日か栄光の座に戻る日を夢見てトレーニングを続けている父親を尊敬し、パパと呼ばずに“チャンプ”と愛称で呼んで、父が再びチャンピオンの座に返り咲く日がくるのを信じて疑わなかった。

そして彼は、そんな息子の期待の応えようと再びリングに登ることを決意するが・・・。

【コメント】
本作は、単なるボクシング映画だけではなく、父と息子の友情と愛情(父性愛)を描いた感動の名作です。そして、この映画は何と言っても、「チャンプ!」と何度も叫び、父を心底から慕う息子のTJ役のリッキー・シュローダーの映画史に残る名演技に尽きると思います。



特に、一度突き放したTJが再びチャンプのところに戻って来たとき2人が抱擁するシーンとラストでTJが「チャンプを起こして!」と回りの大人に頼むシーンは、何度観ても涙なしでは観られません。

試合後半でコーチから試合続行中止を言われたチャンプが、自らの不甲斐ない生き方を断ち切ろうとするかのように、また、息子TJのために、命を賭けて闘うことを決意してリングに上がるチャンプの姿に心を打たれました。



本作品に関しては、言葉であれこれコメントするよりも、とにかく是非一度ご覧になって頂ければ、この映画の素晴らしさが分かってもらえると思います。

【一口メモ】  
TJ役のリッキー・シュローダーは、当時、2000人を超える候補者の中から、ジョン・ボイトが実の子供より自分に似ていることから抜擢されたようです。

また、ジョン・ボイトと監督がリッキーの演技を引き出すために、わざと冷たくしたり、プールに突き落としたりしたそうです。

ちなみに、ジョン・ボイトは、今はアンジェリーナ・ジョリーの父としての方が有名かもしれませんね。

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レナードの朝
本作品のキーワード  :  『実話に基づく感動作』 

レナードの朝【公   開】 1991年
【時   間】 120分
【製 作 国】 アメリカ
【監   督】 ペニー・マーシャル
【出   演】 ロバート・デ・ニーロ    ロビン・ウィリアムズ 
        ジュリー・カヴナー    ルース・ネルソン

【ストーリー】
1969年ブロンクス。精神神経科の慢性病棟に勤めることになった医師マルコム・セイヤー(ロビン・ウィリアムズ)。そこには治療不能の難病に犯された患者たちが生活していた。

ある日セイヤーは、体を自由に動かせない半昏睡状態の患者たちにボールを受け止める反射神経があることを発見した。

そこで、30年間も半昏睡状態のレナード(ロバート・デニーロ)に、パーキンソン氏病患者用の新薬を投与する。そして、ある朝、レナードは30年間の半昏睡状態からついに目覚めるのだった。

セイヤーはその新薬を他の患者たちにも適用し、めざましい効果をあげるのだが・・・。

【コメント】
本作品は、精神科医のオリヴァー・サックスの実体験に基づく映画であることから、観終わった後も、しばらく、「生」について考えされられました。

はたして、自分はどんな辛い状況でも前を向いて生きていけるかと。


奇跡的に目覚めたレナードが、今までの30年分の人生を取り戻すべく、精一杯、生きて幸せを実感する。

しかしそれもつかの間、徐々に病状が悪化していく中、また眠りについてしまうことに対する不安な気持ちを、どのように自分で受け入れることができるか葛藤している姿に切なさ・やるせなさを感じ、涙が止まりませんでした。

観る者にこのような感情を与えるレナード役は、デ・ニーロしか演じられないと思います。

30年振りに自分の顔を鏡で見たら一体どんな想いがするのだろうか、冷静に自分を受け入れられるのだろうか、この場面には、考え深いものがありました。そして、そういう感情を実にリアルに表現できるデ・ニーロはさすがです。

ほかにも、レナードが病気が悪化して、ポーラに「もう会わないでくれ」と言うシーンや症状が悪化していく自分を撮影させるシーンは、切なくも心に深く残っています。

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ペイ・フォワード
ペイ・フォワード【公   開】 2001年
【時   間】 123分
【製 作 国】 アメリカ
【監   督】 ミミ・レダー
【出   演】 ハーレイ・ジョエル・オスメント   ヘレン・ハント
        ケヴィン・スペイシー   ジェームズ・カヴィーゼル

【ストーリー】
中学1年生になったトレバー。最初の日、社会科のシモネット先生が出した課題は“この世の中を良くするためには何をしたらいい?”というものだった。

そして、トレバーが思いついた方法は“ペイ・フォワード
     ― 人から受けた好意を別の人へ回す ― というものだった。

そして、この小さなアイデアは、やがて大きな奇跡を起こすが・・・。

【コメント】
なんと言っても、12歳とはとても思えないハーレイ・ジョエル・オスメント君の驚異的な演技力にビックリしました。
シックス・センス』で注目はしていましたが、この作品でもここまでやるとは。

それと、『L.A.コンフィデンシャル 』『アメリカン・ビューティー(アカデミー賞主演男優賞)』のケヴィン・スペイシー、『ツイスター』『恋愛小説家(アカデミー主演女優賞)』のヘレン・ハントと豪華なキャスト陣も期待通りの素晴らしい演技を披露しくれました。

本作品のテーマである「ペイフォワード」というアイディアで世界を変えるとの発想はいかにもアメリカ的で好きです。

こういうアイディアを考えつくのは見返りなど全く期待しない、心が純真な子供ならではの発想ですよね。  まさに、オスメント君にピッタリだと思います。

問題のラストシーンには賛否両論ありますが、トレバーの純真な心から始まった「ペイフォワード」だからこそ、最後には全米に奇跡を起こしたというストーリーと次々に人々と車が家の前に集まってくるシーンに私は素直に涙が止まりませんでした

もちろんパッピーエンドでも良かったかもしれませんが、私は本作のラストを素直に受け入れています。

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